クルマに爆発物を仕掛けていた男を逮捕

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大阪府茨木市内の駐車場に止めていたクルマに爆発物を仕掛け、窓ガラスなどを破壊していたとして、大阪府警は15日、現場近くに住む39歳の男を爆発物取締罰則違反容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているという。

大阪府警・茨木署によると、爆発物取締罰則違反容疑で逮捕された39歳の男は14日の午後1時30分ごろ、茨木市東太田4丁目付近の駐車場に侵入。23歳の男性が所有する乗用車の後部窓ガラスに花火をほぐして作った爆発物を仕掛けて着火。これを爆発させてガラスを破損させた疑いがもたれている。

現場周辺では8月下旬ごろから同様の事件が相次いでおり、いずれも実在する消費者金融や風俗店の名称や「カネを返せ」などと書かれた紙片が被害車両に貼り付けられていた。しかし、これらの会社や店は事件に関連のないことが捜査の過程で判明しており、警察では周辺での地道な聞き込みを続けていた。

その結果、現場近くのコンビニエンスストアで花火を大量に購入する男がいたことを突き止め、任意でこの男から聴取を行ったところ、「悪質なサラ金や風俗店の撲滅をしたいと思い、連中の犯行に見せかけた」と自供。自宅から製作途中の爆発物が発見されたため、逮捕に踏み切った。警察では余罪についても厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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