13日、栃木県宇都宮市内の県道で、対向車線側に逸脱した乗用車が順走していたタクシーと正面衝突する事故が起きた。この事故で双方の3人が死亡している。乗用車は盗難車とみられており、警察では運転者の特定を急いでいる。
栃木県警・宇都宮中央署によると、事故が起きたのは13日の午前1時50分ごろ。宇都宮市鶴田町付近の県道で、走行中の乗用車が対向車線側に逸脱し、順走していた42歳の男性が運転するタクシーと正面衝突した。
2台のクルマは衝突によって原型を留めないほど大破。逸脱側のクルマに乗っていた18歳の男性と、身元不明の40歳代の男性が全身を強く打って間もなく死亡。タクシーを運転していた男性も事故から約3時間30分後に出血性ショックが原因で死亡している。
逸脱側のクルマは盗難車とみられ、ナンバープレートは別のクルマのものだった。2人は車外に投げ出されたため、どちらが運転していたのかもわかっておらず、警察では身分証明書の類を所持していなかった身元不明男性と、運転者の特定を急ぐ方針だ。