9日午前、京都府井手町内のJR奈良線の踏切で、踏切内に立ち往生していた軽トラックと、通過しようとしていた快速電車が衝突する事故が起きた。軽トラックは電車に押し出されながら横転・大破し、運転していた65歳の男性が死亡している。
京都府警・田辺署によると、事故が起きたのは9日の午前11時55分ごろ。井手町多賀付近にあるJR奈良線・山城多賀−玉水駅間の踏切で、踏切内に立ち往生していた軽トラックと、快速電車(奈良発、京都行き)が衝突。軽トラックは電車に押し出されて横転して大破。鉄橋から落ちる寸前でようやく停止した。
この事故で軽トラックを運転していた65歳の男性が全身を強打して即死。電車の乗客や乗員らにケガは無かったが、JR奈良線は現場付近が約3時間に渡って不通となり、影響は夕方のラッシュ時まで続いた。
警察では事故の原因を調べているが、どのような状態で立ち往生したのかはわかっていない。