広大な土地は速度感覚を失う…観光客のクルマ同士が衝突

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8月28日午後、北海道美幌町内の国道で、関東地方からの観光客同士によるクルマの正面衝突事故が発生した。この事故で一方のクルマが衝突の弾みで路外に逸脱。2人が死亡、双方のクルマに乗っていた5人が骨折などの重傷を負っている。

北海道警・美幌署によると、事故が起きたのは8月28日の午後1時ごろ。美幌町古梅付近の国道243号線で、千葉県船橋市内に在住する56歳の男性が運転する乗用車が、神奈川県秦野市内に在住する58歳の男性が運転する乗用車と緩やかなカーブの途中で正面衝突した。

衝突の弾みで56歳の男性が運転するクルマは路外に逸脱。この男性が内臓破裂で事故から3時間後に死亡、同乗していた21歳の女性が頭部強打で死亡、54歳の女性と25歳の女性も骨折などの重傷を負った。また、もう一方のクルマを運転していた男性と、88歳と68歳の女性も骨折などの重傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。

双方のクルマとも、乗っていたのは家族旅行を行っていた道外からの観光客。警察ではどちらかのクルマがスピードを出し過ぎ、カーブを曲がりきれずに対向車線側に逸脱したとみられている。北海道では道外からの観光客が関係する事故は相変わらず多く、警察では「周囲に何も無い場所もあり、速度が実際よりも遅く感じることもある。運転には細心の注意を払ってほしい」とコメントしている。

《石田真一》

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