山形市内のタイヤパンク事件、まだ続く

自動車 社会 社会

山形県警は8月28日、山形市内でクルマ13台が被害を受けるタイヤパンク事件が発生していたことを明らかにした。先週から発生している連続事件と犯行形態が似通っており、警察では同一犯による可能性が高いものとみている。

山形県警・山形署によると、事件が起きたのは8月27日深夜から28日早朝に掛けての間。山形市荒楯町付近の国道286号線沿いにある飲食店で、駐車場に止められていたクルマのタイヤが鋭利な刃物で切り裂かれ、パンクしているのを所有者が発見。警察に届け出た。後の調べで被害を受けたのは4カ所の駐車場に置かれていたクルマ13台とわかり、合計22本のタイヤがパンクしていた。

山形市内では8月23日から飲食店の駐車場を狙ったタイヤパンク事件が相次いでいる。当初は千枚通しのようなものを突き刺したとみられていたが、幅が広く薄い刃物(マイナスドライバー、彫刻刀、ノミ)のようなもので切り裂かれていたことがわかった。単なるパンクではなく、タイヤを使えなくするように切り裂いており、器物損壊事件としても悪質な部類に入るという。

警察では「単なる器物損壊ではなく、確固たる目的をもって犯行を続けている可能性もある」として、不審者の目撃情報を広く集めるとともに、山形市内のパトロールを強化している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース