路上に寝込んでいた男性をひき逃げ、19歳少女を逮捕

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21日夜、千葉県君津市内の市道で45歳の男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。男性をはねたクルマはそのまま逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始していたが、23日までに19歳の少女を逮捕している。

千葉県警・君津署によると、事故が起きたのは21日の午後9時30分ごろ。君津市中野付近の市道で、近くに住む45歳の男性が頭から血を流して倒れているのを近隣の住民が発見。警察に届け出た。通報を受けた同署員が現場に急行したが、男性は頭をひどく損傷しており、現場で死亡が確認されている。

現場は片側1車線の見通しが良い直線区間で、街灯の設置数も多く夜間の視界も良好な道路。住民は「ドーン」という大きな音を聞いており、この際に横断しようとしていた男性をはねたものとみられている。現場にはブレーキ痕(スリップ痕)が残されており、警察では「衝突時の速度は速かった」とみて、現場から採取した塗膜片などを分析したり、目撃情報を集めていた。

その結果、同市内に在住する19歳の少女が容疑に関与した疑いが濃くなり、任意で事情を聞いたところ、ひき逃げの容疑を認めたため、23日までに業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。少女の供述によると、死亡した男性は路上に寝込んでいたという。

《石田真一》

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