【フォード フォーカス 日本発表】動力性能、燃費とも満足度は2.0リットル

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【フォード フォーカス 日本発表】動力性能、燃費とも満足度は2.0リットル
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新型『フォーカス』のエンジンは、フォードグループ各社が共用する、「デュラテック」と称する直列4気筒。日本向けモデルには排気量2.0リットル、1.6リットルの2種類が搭載される。基本設計はマツダの手によるものだが、欧州市場向けのファインチューニングが施されており、マツダの欧州モデルに近い仕様となっている。

2.0の場合、ボア×ストロークは『アテンザ』『アクセラ』の国内仕様「MZR」エンジンと同一だが、圧縮比は10.0に対して10.8と大幅に高められている。1.6は11.0と、なお高圧縮比だ。スペックは2.0が145ps/18.9kgm、1.6が100ps/15.3kgm。燃料は無鉛プレミアム指定だが、要求オクタン価は95RONであるため、日本では自己責任にて、92RONのレギュラーと100RONのハイオクを適宜混合しても使えないことはないだろう。

動力性能を見ると、4速ATはギアレシオ、最終減速比ともに両エンジン共通であるため、1.6は加速性能面で結構ハンディを負う。本国仕様の公称データは最高速度172km/h、0-100km/h加速13.6秒。とくに加速はトヨタ『ヤリス』(旧『ヴィッツ』)1.3(4AT)の13.1秒にも負ける。地方道や高速道路をメインに走るユーザーは1.6で必要十分だが、都市部を余裕たっぷりに走りたいというユーザーは2.0のほうが満足度は高いだろう。

ちなみに10・15モード燃費は1.6が11km/リットル、2.0が11.6km/リットルと、排気量の大きいほうがリードする数字となっている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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