BMWグループは、GM(ゼネラルモーターズ)、ホンダとともに、液体水素のタンク・カップリングを共同開発するパートナー・プロジェクトを推進すると発表した。
BMWグループでは、過去20年以上にわたって、水素を燃料とする内燃機関のシステム開発を推進している。同社は「重要なのは、会社の枠を超えて、全世界的に水素インフラのための統一規格を確立する」としている。
このため、BMW AG、GM、ホンダが液体水素のタンク・カップリング(燃料補給装置と車両を結ぶための接合装置)を世界統一規格とすることを目的に、共同開発を進めるとしている。
BMWクリーンエネルギー・プロジェクトのフランク・オフマンマネージャーは「我々が、便利で世界的にも統一された燃料補給技術を確立することができるなら、水素こそ、未来の燃料として広範な応用が可能」としている。
読売新聞が今回のタンク・カップリングの共同開発を燃料電池の共同開発と誤って報じたため、BMWとして、改めて3社で開発するのはタンク・カップリングと発表したと見られる。