ベテラン看護師、重傷ひき逃げ事故起こす

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7月31日、北海道上ノ国町内の国道で、道路を横断していた8歳の男児が走ってきたクルマにはねられる事故が起きた。男児は重傷を負ったが、そのまま逃走。警察では約1時間後に戻ってきた看護師の女を業務上過失致傷と道路交通法違反の容疑で緊急逮捕している。

北海道警・江差署によると、事故が起きたのは7月31日の午後9時10分ごろ。上ノ国町扇石の国道228号線で、近くに住む8歳の男児が道路を横断しようとしたところ、走ってきた乗用車にはねられた。男児は約5m弾き飛ばされ、頭の骨を折る重傷を負った。

クルマは現場からそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場検証を行っていたところ、事故発生から約1時間後に現場に戻ってきた58歳の女が「自分が起こしたかもしれない」と申し出た。女が所有するクルマには事故の痕跡があり、現場から採取した破片などが一致したため、警察は業務上過失致傷や道交法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

後の調べでこの女は看護師であることが判明。救護措置を取らずに逃走したことについて、女は「人をはねたとは思わなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

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