通行人が強盗のバイクに蹴りを入れる

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24日、愛知県名古屋市千種区内のスーパーマーケットで、男が店員に刃物を突きつけて脅して現金を奪う事件が起きた。原付バイクで逃走をしようとしていた男を通行人が目撃し、とっさにバイクを蹴ってこれを阻止。男は現金の大半を落とし、そのまま逃げている。

愛知県警・千種署によると、事件が起きたのは24日の午前4時5分ごろ。名古屋市千種区仲田1丁目付近にあるスーパーマーケットに客を装った男が侵入。レジにいた19歳の男性店員に包丁を突きつけ、「カネを出せ」と脅した。

店員は約14万5000円の入ったレジのトレイごと男に渡したところ、男は逃走。店の外に止めていた原付バイクに乗って走り去ろうとしたが、トレイが大きすぎたのかバランスを崩し、なかなか発進できなかった。

この様子をたまたま通り掛かった男性が目撃。現金が入ったトレイを持っている様子に不審を感じ、発進しようとしていたバイクに向かって蹴りを入れた。バイクは転倒し、トレイと包丁は路上に投げ出されたが、男はこれを拾わずに逃げた。警察では強盗容疑で捜査を開始している。

《石田真一》

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