無免許少年、警官を鍋で殴る

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24日、埼玉県川口市内の市道で、2人乗りのバイクを追跡していた警察官がこのうちの1人に襲撃され、重軽傷を負う事件が起きた。警察では暴行を加えてきた16歳の少年を公務執行妨害と傷害の現行犯で逮捕している。

埼玉県警・武南署によると、事件が起きたのは24日の午前0時40分ごろ。川口市安行出羽付近の市道をバイクでパトロールしていた警官2人が、前方を2人乗りで走る原付バイクを発見した。

警官は職務質問を行うために停止を求めたが、バイクは逃走。近くの公園に逃げ込んだため、これを追って中に入った。

50歳の巡査部長が逃げた少年を探していたところ、このうち1人が近くに落ちていた鍋を振り回すなどして暴れだした。巡査部長はこれを顔面に受けて転倒。別の25歳巡査が制止しようと鍋を取り上げたが、揉みあっている際に顔面を数発素手で殴られた。

巡査はこの少年を公務執行妨害や傷害の現行犯で逮捕している。この襲撃により、巡査部長は右頬の骨を骨折する重傷。巡査も打撲などの軽傷を負っている。

逮捕されたのは同市内に住む16歳の少年で、現場から逃走した13歳少年とともに深夜徘徊中だった。少年は無免許だったため、道路交通法違反容疑でも調べを進めるとともに、バイクの入手経路についても厳しく追及する方針。

《石田真一》

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