19日、青森県青森市内の国道で、女性が頭から血を流して倒れているのを通行車両のドライバーが発見。警察と消防に届け出た。
女性は近くの病院に収容されたが、脳挫傷で意識不明の重体となっている。警察では同日午前までに現場近くに住む31歳の女を逮捕している。
青森県警・青森署によると、警察が事故発生を認知したのは19日の午前1時20分ごろ。青森市前田中野付近の国道280号線で、年配の女性が頭から血を流して倒れているのを通行車両のドライバーが発見。警察と消防に届け出た。
現場に急行した同署員は倒れている女性を確認。女性は同市内の病院に収容されたが、頭を強打しており、脳挫傷などが原因で意識不明の重体となっている。その後の調べで、被害を受けたのは近くに住む65歳の女性と判明している。
現場の路上にはクルマの部品が散乱しており、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。
その後の調べで現場近くに住む31歳の女が容疑に関与した可能性が高くなり、現場から採取した部品と女のクルマの破損部位を照合した結果、一部で合致が確認されたため、19日午前までに業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
女は「何かに当たった気はしたが、人だとは思わなかった」と供述。ひき逃げの容疑を否認している。
また、供述によると、事故が起きたのは19日の午前0時10分ごろで、女性は約1時間に渡って現場に倒れていたことになる。病院への収容が早ければ治療をいち早く行えた可能性が高いことから、警察では女を厳しく追及。逃走に至った経緯をさらに調べたいとしている。