【スバル インプレッサ 新型】旋回性能は大幅に進化

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16日にビッグマイナーチェンジを行ったスバル『インプレッサSTI』の、走行性能面での最大の進化はDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)の改良だ。

従来のDCCDはプラネタリーギヤと電子制御LSDを組み合わせたセンターデフで、前後の駆動力配分を制御していたが、新型ではこれに機械式のLSDを追加している。

さらに前後の基本トルク配分を41:59(従来は35:65)に変更し、オートモード付にはステアリング舵角センサーも追加され、より細かな制御が与えられるようになっている。

新型インプレッサの開発責任者であるスバル商品企画本部、森宏志プロジェクトゼネラルマネジャーは「新型のDCCDはコーナー進入時と立ち上がりのアンダーステアを抑えるのに効果的です。またステアリング舵角センサーは昨年改良を加えた、ヨーレートセンサーと合わせて、これからクルマが進むべき方向と、実際の動きを判断するこで的確な制御を行ってくれます」と説明。

実際に新しくなったSTIをサーキットで走らせてみると旋回性能は大きく進化している。コーナー進入時に、少しオーバースピードと感じる速度で進入しても、意外なほど楽にクリッピングポイントを捉えることができる。それでいながら、クルマが急激に巻き込むこともないので、立ち上がりで早めにアクセルを開けることができる。

そして立ち上がりでは、アクセルを大きく開けてもプッシュアンダーステアは軽減されている。小さなコーナーでもステアリングを大きく切っている時に、プッシュアンダーステアが出にくくなっているので、タイトコーナーのコーナリングは随分楽になっている。

今までのインプレッサもコーナリング性能は高かったが、サーキットでその走りを毎回引き出すには、それなりのテクニックが要求された。だが、新型インプレッサではスイートスポットが広がり、ドライビングに対する許容範囲が広げられたようだ。

こういった改良はラリーなどモータースポーツに使われるベースマシンにとっては、この上ないメリットとなる。こういった方向性を取り入れるのも、インプレッサならではだろう。

《岡島裕二》

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