トヨタの燃料電池車、国内で初の型式認証

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トヨタ自動車は17日、燃料電池車『トヨタFCHV』の一部改良を実施するとともに、国内では初めて型式認証を取得したと発表した。7月からこの新モデルのリース販売を始める。

燃料電池車はこれまで、1台ごとに国土交通大臣の認定を受けていたが、3月末の道路運送車両法の改正により、一般車両同様の型式認証が可能となった。

今回の改良では高圧水素タンクを自社開発品に切り替え、水素貯蔵量を約1割増加させた。これにより航続距離は300kmから330kmに延長されている。

また、モーター出力も80kWから90kWに高め、加速性能を向上させた。30カ月リースの月間費用は、これまでの126万円から105万円に引き下げた。

トヨタはこれまでFCHVを日本で11台、米国で5台販売ているほか、日野自動車と共同開発した燃料電池バスについては、現在開催中の「愛・地球博」の会場間輸送に8台が稼動している。

《池原照雄》

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