浅原賞、マツダ車の加速感の功労者に

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マツダは、同社の社員が自動車技術会から浅原賞学術奨励賞を受賞したと発表した。マツダ社員の浅原賞の受賞は今回で9回目。

受賞者は技術研究所の福原千絵氏。

受賞の対象となったのは、「ドライビングシミュレータによる加速感の官能評価−緩加速追従走行時の加速感評価における交互作用の定量化−」の研究。

この研究で、ドライバーが感じる車の加速感には、加速度やエンジン音、アクセルペダルの重さなどが個々に独立して影響するのではなく、相互に作用し合いながら影響していることを発見、これを考慮して加速感を予測できるようにした。

この結果、自動車の多くの部品やユニットを、加速感の向上にむけて的確に開発できるようになった。交互作用に着目した研究を継続することで、操縦安定性、乗り心地などの多くの官能評価の改善方法も的確に予測できるようになる可能性があり、自動車の運転時の感覚や魅力の向上に広く貢献すると期待できる。

同社では、すでにマツダの製品開発に応用され、顧客から高評価を得る一要因になっているとしている。

《レスポンス編集部》

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