ペダル踏み間違え、線路内に侵入

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26日、埼玉県川口市内の駐車場で乗用車が暴走し、駐車場と隣接するJR京浜東北線の線路脇に突入する事故が起きた。

電車と衝突する事態は避けられたが、クルマを撤去することに手間取り、同線は一部区間の運行が約1時間10分に渡ってストップした。

埼玉県警・川口署によると、事故が起きたのは26日の午前11時10分ごろ。川口市栄町3丁目付近にある有料駐車場で、26歳の女性が運転する乗用車が暴走し、バックしたまま金網フェンスを突き破り、駐車場と隣接するJR京浜東北線・南行側の線路脇に侵入した。

クルマは自走して脱出することができなくって立ち往生。当時は電車が約5分間隔で運転されていたが、事故当時は電車が通過した直後で次の電車との間隔が空いていたため、南行き電車の運転士は事故発生を無線で知り、現場に突っ込む事態は避けられた。

クルマの撤去にはクレーンを使わなくてならず、送電を一時止めるなどしたこともあり、同線は事故現場を含む大宮−赤羽間で約1時間10分に渡って運転を見合わせた。運休は上下17本で、約1万5000人の足に影響が出たとみられている。

警察では過失往来危険の容疑でクルマを運転していた女性から事情を聞いているが、現時点ではアクセルとブレーキの踏み間違いの可能性が高いという。

《石田真一》

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