71歳、意識不明で暴走? 8人死傷

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13日、埼玉県越生町内の県道で、71歳の男性が運転する軽自動車が暴走し、青信号に従って横断歩道を歩いていた男女6人を次々にはねる事故が起きた。この事故で68歳の男性が死亡、クルマを運転していた男性が意識不明の重体となっている。

埼玉県警・西入間署によると、事故が起きたのは13日の午前10時15分ごろ。

越生町越生付近の県道交差点で、男女6人が青信号に従って横断歩道を渡っていたところ、信号待ちをしていた車列を右側から追い越すように軽自動車が突進。そのまま歩行者を次々とはねた。

軽自動車はその後も止まらず、左右に蛇行しながら約70m走行。一旦左側へ回りこむようにした後、対向車線側を走行していたクルマの右側面に衝突して止まった。

この事故によって、横断歩道を歩いていた68歳の男性が頭を強打。近くの病院に収容されたが、事故から約2時間後に死亡した。この他の5人が骨折などで重軽傷を負っている。

また、暴走した軽自動車を運転していた71歳の男性が頭を強打し、脳内出血で意識不明の重体。衝突されたクルマを運転していた32歳の男性も打撲などの軽傷を負った。

現場は比較的見通しの良い交差点。軽自動車は事故の直前から挙動がおかしかったとの目撃証言もある。最終的な衝突速度は低速だったにも関わらず、男性が意識不明に陥っていることから、警察では事故以前から脳内出血を起こし、意識が無かった可能性も視野に入れて捜査を続けている。

《石田真一》

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