岩手県警は10日、クルマで東北各県を転々としながら空き巣を繰り返していたとして、61歳の男を盗犯防止法違反容疑で再逮捕した。今月上旬に無免許運転で摘発されたことが逮捕のきっかけとなった。
岩手県警・二戸署によると、盗犯防止法違反(常習特殊窃盗)容疑で再逮捕されたのは、住所不定の61歳の男。
直接の逮捕容疑は今年2月28日、青森県天間林村内にある民家にガラスを破って侵入。現金約1万円と腕時計など10点(時価約13万円相当)を盗んだというもの。
犯行後、男は岩手県内で次のターゲットとなる家を物色していたが、この際に付近をパトロール中のパトカーと遭遇した。男はこれを逃れようと逃走したため、この行動を不審に思ったパトカー乗務の警察官が追跡を開始。岩手町内で抑止し、職務質問を実施した。
この際、男が無免許運転であることが発覚したため、道交法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕。車内の検分を行ったところ、中から盗品と思われるものが多数見つかったため、任意での事情聴取を続けていた。
男は侵入盗難の余罪をほのめかす供述をしており、警察では余罪についても追及していく方針だ。岩手や青森では未解決の侵入盗が続発しており、警察ではこれらとの関連も調べる。