15歳の少女、重傷ひき逃げで逮捕

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今年1月静岡県浜松市内で、直進していたバイクと右折してきた乗用車が衝突。バイクを運転していた男性が重傷を負った事故について、静岡県警は9日、この乗用車を運転していたのが15歳の少女と特定。同日までに業務上過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許)容疑で逮捕した。

静岡県警・浜松中央署によると、問題の事故は今年1月20日に発生している。同日の午前11時40分ごろ、浜松市新町付近の国道152号線で、32歳の男性が運転する原付バイクが交差点を直進しようとしていたところ、強引に右折してきた乗用車と出会い頭に衝突した。

衝突によってバイクは転倒。運転していた男性は路上に投げ出され、右大腿骨を折る全治2カ月あまりの重傷を負った。クルマは事故後、そのまま現場から逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場に残された塗膜片や、目撃証言から得た車種などの情報から警察では2月上旬までに容疑車両を特定。所有者から事情を聞いていたが、この人物は自分でクルマを運転していたことを否定。「当日は知人にクルマを貸していた」と供述していた。

この知人というのは、同市内に在住する15歳の少女で、周辺人物の聞き込みを進めた結果、この少女が「バイクにぶつけたけど逃げた」と話していることがわかった。警察ではこうした情報を総合し、少女が運転していたのは間違いないと判断。同日までに逮捕した。

警察の取り調べに対し、逮捕された少女は「知らない」と容疑を否認しているが、事故当日には学校を休んでいたことが確認されており、警察ではこうした証拠を基に追及していくとしている。

《石田真一》

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