フォルクスワーゲンAGは、ウォルフスブルグで、2004年次総会を開催して2004年12月期連結決算を発表した。営業利益は16億ユーロと前年とほぼ同じ水準で、特別損失計上前利益は20億ユーロだった。
2004年は11車種のニューモデルを投入し、販売台数は前年比2.5%増の507万9000台で、売上高は同5%増の890億ユーロだった。
しかし、ユーロ高の進行で、為替差損が発生したのに加えて、中国市場の伸び悩みによるインセンティブの増加、原油や鋼材価格の高騰などで収益は悪化した。税引前利益は同18.8%減の11億ユーロとなった。
2005年の見通しは、20車種のニューモデル、派生モデルを市場投入する予定で、下半期に販売が増えると見ている。営業利益、販売台数ともに2004年を上回る見込み。