6日、北海道中標津町内の国道で、乗用車が対向車線側に逸脱し、橋の欄干に激突する事故が起きた。クルマは大破し、炎上。運転者と同乗者の2人は車外に脱出することができず、焼死している。
北海道警・中標津署によると、事故が起きたのは6日の午前6時25分ごろ。中標津町俵橋13線付近の国道272号線で、乗用車が緩やかな左カーブを直進するようにセンターラインを逸脱して対向車線側に進入。そのまま道路右側にあった橋の欄干に激突した。
衝突の衝撃によってクルマは大破。損傷したタンクから漏れていた燃料にも引火し、直後に燃え上がった。クルマには高齢者の男女2人が乗っていたが、2人とも車外に脱出することができず、車内に取り残されたまま焼死している。
後の調べで、2人は標津町内に在住するいずれも73歳の男女(夫婦)と判明。中標津町内の病院に向かう途中で、男性の方がクルマを運転していたとみられている。
現場の路面は当時乾燥しており、スリップする要因はなかったという。また、急ブレーキを掛けたような痕跡も無かったことから、警察では事故原因について調べを進めている。