ガス欠で停止した観光バスにトラックが追突

自動車 社会 社会

21日、静岡県浜松市内の東名高速道路で、燃料切れのために路肩に立ち往生した大型観光バスに後続の大型トラックが追突する事故が起きた。この事故で14人が軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。

静岡県警・高速隊によると、事故が起きたのは21日の午後9時35分ごろ。浜松市湖東付近の東名高速上り線で、燃料切れを起こして路肩に停車していた大型観光バスに対し、後続の大型トラックが車体左後部に追突した。

この事故でバスに乗り合わせていた乗客乗員42人のうち、13人が座席から投げ出され、顔や手足を打撲する軽傷を、トラックを運転していた男性も胸などを打撲する軽傷を負っている。

警察の取り調べに対し、バスの運転手は「いつもよりも燃料の消費が早く、予定よりも一つ手前のインターチェンジ(IC)で降りて給油しようと思っていた」と供述。この供述を裏付けるようにバスは浜松西IC手前の約600m地点で停車しており、当時はエンジンも停止した状態だった。

警察では業務上過失傷害容疑で双方の運転者から話を聞くとともに、バスの運転手がいつの段階で燃料切れに気づいたのかを引き続き調べる方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース