現金を騙し取る目的で他人名義の免許を取得

自動車 社会 社会

栃木県警は19日、職場の同僚になりすまして原付バイクの免許を取得し、その免許証を使って消費者金融会社から現金を騙し取っていたとして、48歳の男を詐欺容疑で逮捕した。男は容疑を認めているという。

栃木県警・鹿沼署によると、詐欺容疑で逮捕されたのは、鹿沼町内に住む48歳の男。

この男は2002年10月、当時の同僚だった42歳の男がクルマやバイクの免許を有していないことを知り、この男性になりすまして免許を取得。それを身分証明書に使って現金を騙し取ることを思いついた。

男は男性の住所などを調べ、男性を装って住民票を取得。それを使って原付バイクの免許を取得。直後に消費者金融でカードの交付を受け、約50万円の現金を引き出していた疑いがもたれている。

男性は覚えがない督促を受け、消費者金融と警察に相談。消費者金融のATMコーナーで撮影された防犯ビデオの記録などから男の存在が浮上。発覚後は姿を消していたが、鹿沼町内の新聞販売店に勤務していたことを突き止め、逮捕した。

男は現金を騙し取った容疑を大筋で認めているという。警察では名義を偽って免許証を取得した有印私文書偽造容疑でも男を追及する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース