日銀が14日発表した2004年の国内企業物価指数(2000年を100)は96.1と前の年にくらべ1.3%上昇した。
同指数は、企業間で取引される製品の価格動向を示す指数で、鉄鋼や石油製品などの価格高騰を反映して7年ぶりのプラスになった。
04年は中国で需要が急増した鉄鋼や、原油高による原材料費の高騰により企業間の取引価格が上昇した。品目別の価格上昇率(前年比)は鉄鋼が13.8%、非鉄金属は同13%、石油・石炭商品は9%だった。
トータルでの増加率、1.3%は90年の1.5%以来の高い水準となった。