スバルが12月24日に発表(1月4日発売)した新型車『R1』のパッケージングの特徴は、軽自動車には珍しい2by2シートレイアウトを持つことだろう。
軽自動車は小家族のファーストカーとして使われることもあるが、多くの場合は1名ないし2名乗車で近距離を移動するといった、シティコミューター的な使い方をされる場合が多い。
R1はそのようなパーソナルユースに焦点を当て、居住空間については完全にフロントシートを優先させている。リアシートはエマージェンシーといった程度のスペースにとどめている。
全長が同じスバルの軽ミニバン『R2』より110mm短いぶん、室内空間はタイトだ。が、R1においてはそのタイトさもバリューのひとつ。
手が届きやすい範囲のなかに操作系、ラゲッジスペースを高密度に集積させることで、座ったまま何でもできるというワンルーム感覚のスペースユーティリティを実現している。