二期目を迎えたブッシュ政権では、早くも6人の閣僚が去ったが、そのうちの1人がエネルギー省長官を勤めたスペンサー・エイブラハム氏。
このエイブラハム氏に対し、自動車工業会から「次の自動車業界ロビイストの代表に」というラブコールが送られているという。エイブラハム氏の実績、経験、自動車産業に対する知識などに目をつけたもので、実現の可能性は高い。
エイブラハム氏の選任はビッグ3の力をますます強めるものである、とビッグ3以外の自工会メンバーから懸念も上がっている。しかし上院議員経験者でエネルギー省の長だった人物だけに政界とのコネも強く、エイブラハム待望論は根強いようだ。
ロビイスト代表の地位につけば、年間で100万ドル、という高給も保証されており、エイブラハム就任となれば今後のロビイ活動が強力なものとなりそうだ。