日産ディーゼル工業は16日、9月中間決算と2005年3月期の連結業績予想を発表した。
通期予想は国内トラック販売が減少するものの、海外や日産自動車向けが増加、連結純利益は期首予想より90億円多い265億円に修正した。
財務リストラした前期の403億円の赤字から大幅に改善、純利益は3期ぶりの黒字に転換する。
期末は3円の配当を予定しており、7年半ぶりの復配となる。通期の国内販売は前期比17.5%減の19万3000台を計画しているが、16.6%増加計画の海外販売などでカバーする。
営業利益は期首予想より85億円多い305億円(8.2%増)、経常利益は同105億円多い270億円(41.4%増)で、いずれも2期連続で過去最高となる。売上高は前期比5.1%減の4300億円を予想している。