客から預かったクルマを無断で使用…駐車場

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愛知県警は6日、客から預かったクルマを無断で使用していたとして、名古屋空港の近くで民間駐車場を経営する59歳の男を業務上横領の容疑で逮捕した。

愛知県警・捜査2課によると、業務上横領(使用横領)の疑いで逮捕されたのは、豊山町内で民間の駐車場を経営する59歳の男。

この男は今年7月、三重県津市内に住む55歳の男性から保管を依頼された乗用車を勝手に使い、マグネット式のプレートを車体側面に貼り付けた上で、自身所有のクルマと見せかけ、駐車場−名古屋空港間の送迎車両として用いていた。

ところが無断使用中、男は空港内の道路でタクシーに追突する事故を起こしてしまった。男が他人名義のクルマを使っていたことを不審に感じた警察では内偵捜査を開始。この過程で第二の事件が起きた。

今年8月、韓国旅行に出かけるためにワゴン車を預けた名古屋市内に在住する33歳の女性が、帰国後にオドメーターをチェックしたところ、出発前よりも約260km増えていることに気づいた。

女性は燃費を測る目的で距離計のチェックをしており、距離が明らかに増えていることから「勝手に使われたのではないか」と思い、男を追及した。これに対して男は「他の業者に預けていたので知らない」と答え、取り合おうとしなかった。

女性は警察に名古屋空港署に相談したが、同署では7月の事件を捜査していたこともあり、走行距離の記録を「男が所有者に無断でクルマを使用していた明らかな証拠」と判断。今回の摘発に踏み切った。

使用横領が民間の駐車場業者に適用されるのは今回が初めてとなるが、警察では「無断使用していたクルマを業者所有のものと見せかけるプレートを掲示し、有償サービスの一環として送迎に用いていたことが、使用して利益を得る行為と判断した」と説明している。
《石田真一》

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