今回のパリショーも、多くの量産モデルやコンセプトカーなどの興味深いスタイリング提案に飾られ、大変盛り上がっていた。特記すべき事項をモデルまたはメーカー別に挙げよう。シトロエン編。
■『C4』:新しさが随所にあらわれている。シトロエンらしい個性溢れる商品開発への動きが感じられるが、本来のエスプリ・シトロエンはまだ見当たらない。スタイリングだけ見ても、かつてのような革新性を感じることはできない。新しいフロントフェイスは歓迎だが、際立ってよいというわけでもない。
■『C5』:フェイスリフトの限界というものを露呈している。