【パリモーターショー04】影の主役ピニンファリーナ

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10月10日まで開催中のパリモーターショーで、来場者の注目を集めていたクルマに、プジョーのコンパクトカー『1007』とフェラーリの新型車『F430』がある。このいずれもが、イタリアのピニンファリーナとのコラボレーションによって誕生したものだ。

つまり、ピニンファリーナは、パリモーターショーの影の主役とも言える存在だ。

そのピニンファリーナの自社ブースでは、将来の自動車産業において重要な意味を持つと思われる「ダブル・フェイス・プロジェクト」の概要が発表された。

これは、フランスのマトラ・オートモービル・エンジニアリング(Matra Automobile Engineering)社と共同で進めているプロジェクトで、1つのボディから2つのタイプの自動車を生産しようという試みだ。

このダブル・フェイス・プロジェクトでは、単なる“車台”の共通化ではなく、上部構造も共通化するための工夫がなされている。また、車体構造部とAピラーとの接続部を共通化し、Aピラーの傾斜を変えることで、異なる車高のクルマを生産することも可能となる。

展示は、あくまでもイメージ的な模型だったが、4輪駆動3ドア4シートの共通構造に、プラスチックボディのオフロードSUVと、スチールボディの街乗りSUVの2タイプが、1つの構造体から誕生する様を見せていた。

生産ロットは、オフロードSUVが5年間で6万台、街乗りSUVが5年間で10万台と試算されており、ニッチマーケットを狙ったマルチ・ブランド・メーカーに適したものと言えるだろう。

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