アメリカでは「小型車は売れない」という神話があった。しかしこれに果敢に挑み、今や記録的とも言えるヒットを飛ばしているのがBMWグループの『MINI』(ミニ)。
2年前の発売以来、爆発的とも言える人気を誇っている。今年になって売り上げはやや鈍化したものの、コンバーチブル投入により盛り返しが期待されている。
ミニの売り上げに気を良くしたBMWでは、2007年から『1シリーズ』のアメリカ投入も検討中だ。
ところで、ブームを加熱すると期待されるとなるMINIコンバーチブルだが、アメリカでは何と販売時に「コンバーチブル契約書」にサインすることを求めている。これは、運転するにあたり「9割の時間をオープンで使用する」というもの。もちろん拘束力のあるものではないが、話題性としてはユニークな試みだ。
ともあれ、ユーザーにロイヤリティを獲得しつつあるMINI人気は、小型車が成功しないと言われるアメリカでは例外的に一時的なブームで終わりそうにない。