全国のETC利用率が20%を突破!!

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国土交通省道路局によると、8月27日−9月2日の1週間、全国のETC利用率が週平均20.5%となり、20%をはじめて越えた。つまり、ETCが設置されている料金所で、5台中1台がETCを利用したというわけだ。

公団別に見ると、日本道路公団では利用台数は約103万8000台、利用率は20.4%、首都高速道路公団では利用台数は27万2900台、利用率は24.7%、阪神高速道路公団では利用台数12万4400台、利用率15.3%、本四連絡橋公団では2万500台、利用率は25.3%となっている。相変わらず首都高の利用率が他の公団と比べてダントツで高い。

また、ETC普及に伴い料金所渋滞が緩和している。ETCを利用するドライバーだけでなく、一般のドライバーもその恩恵を受け、料金所の通過が便利になっている。首都高では、ETC利用率が5%だった2002年4月に平均渋滞量が1日平均43km/hだったのに対して、ETC利用率が20%を越えた2004年4月では、平均渋滞量が1日平均22km/hと大幅に渋滞が緩和されている。

ETC利用の増加により、24時間専用でのレーン運用を実施しているレーンが増加している。特に本線料金所185カ所の内、183の本線料金所で24時間専用レーンが用意されている。道路局としても、今後24時間専用レーン化を図る予定だ。

道路局は、2006年春までに利用率70%を目標としている。そこで、利用率をアップするためにも普及促進を行っていく予定だ。今年11月までに、一般ユーザー向け105万台を対象とした料金還元や車載器導入支援を図り、年度内に合わせて約330万台の支援を実施する計画を立てている。

《編集部》

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