パトカーを振り切ろうとしたバイク、別のバイクと正面衝突

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4日深夜、兵庫県川西市内の国道173号線で、パトカーに追跡されていた2人乗りの原付バイクが運転を誤って対向車線側に逸脱、順走していた26歳男性のバイクと正面衝突する事故が起きた。

この事故で両車は転倒し、原付バイクを運転していた20歳の女が重傷を負っている。

兵庫県警・川西署によると、事故が起きたのは4日の午後11時ごろ。これより5分前の午後10時55分ごろ、川西市内をパトロールしていた同署のパトカーがヘルメット未着用で走る2人乗りのバイクを発見。停止を求めた。

しかし、原付バイクはこれを無視して逃走。追跡するパトカーに対して示威行為を繰り返しながら、約5kmを逃走した。

バイクは逃走開始から約6分後の午後11時ごろ、川西市平野2丁目付近の国道173号線でスピードを上げてパトカーを振り切ろうとしたが、この際に運転を誤って対向車線側に逸脱。順走してきた26歳男性の運転する大型バイクと正面衝突した。

この事故で2台とも転倒し、原付バイクを運転していた20歳の女が顔面を強打し、顎の骨を折る重傷。原付バイクの後部に乗っていた18歳の女性と、対向のバイクを運転していた男性はいずれも打撲などの軽傷を負っている。

運転していた女は免許を持っていなかったことから、道路交通法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕しているが、加療が必要なために治療後に釈放扱いとしている。

顎の骨を折っているために事情聴取もできないことから、警察では後日改めて事情を聞くとともに、業務上過失傷害容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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