ケガの痛みに耐え切れず…指名手配犯を逮捕

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愛知県警は12日、逮捕監禁と婦女暴行の容疑で全国に指名手配されていた36歳の男を逮捕したことを明らかにした。名古屋市内で交通事故に遭い、人身事故への切り替えを行うために警察署を訪れた際、指名手配を受けていたことが判明。緊急逮捕された。

愛知県警・緑署によると、逮捕監禁と婦女暴行の容疑で逮捕されたのは、名古屋市内に住む36歳の男。この男は2002年1月、別れ話を巡って口論となった当時20歳の女性を岐阜県羽島市内の路上からクルマで強引に連れ去り、愛知県一宮市内のホテルに監禁した上で暴行したとして全国に指名手配されていた。

事件以後、この男の行方はまったくわからなくなっていたが、今月12日に緑署へ「交通事故を物損から人身に切り替えたい」として出頭した男から免許証の提示を受けた同署の交通捜査課が確認していたところ、指名手配の事実が発覚し、緊急逮捕された。

男は今月7日、名古屋市緑区内で乗用車を運転中に追突事故の被害に遭った。当初は体の痛みが無かったために物損事故扱いとして処理していたが、事故の翌日からむちうち症状が出現。痛みに耐え兼ねて出頭したという。

警察の調べに対し、男は「指名手配されていたことは知っていたが、首の痛みには勝てなかった。岐阜の事件だし、事故ではこちらが被害者なのだから、過去の事件についても発覚しないだろうと思っていた」と供述している。

《石田真一》

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