暴走族追放条例を初適用…車台番号を削ったバイクに乗ったレディース

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神奈川県警は11日、無免許でバイクを乗りまわしていた暴走族メンバーの18歳少女を道路交通法違反(無免許運転)で逮捕するとともに、フレームに刻印された車台番号を削り取ったバイクに乗っていたことから、送検時点で神奈川県暴走族追放条例を初適用する方針を示した。同条例は今年4月1日に施行されている。

神奈川県警・磯子署によると、道交法違反容疑で逮捕されたのは、横浜市南区内を拠点とする暴走族グループに所属しているとみられる18歳の少女。調べによると、この少女は11日の午前1時5分ごろ、横浜市南区内の県道をヘルメット未着用の状態で走行しているところをパトロール中の同署員によって発見された。

少女は無免許運転で、乗っていたバイクは車台番号の刻印が削り取られていた。警察の調べに対し、この少女は「バイクは盗んだものではなく、廃部品を集めて組み直した。このため車台番号は意味を成さないので格好悪いから削り落とした」と供述している。

警察では対応を検討してきたが、今年4月1日に施行された「神奈川県暴走族追放条例」では、車台番号を削り取ったバイクへの乗車を禁止しており、同条例の施行以来、初めてこれを適用することになった。

少女は送検時に道交法違反だけではなく、同条例のうち「車体番号の識別困難な車両の運転禁止」項目が適用され、これが容疑に追加される。

《石田真一》

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