酔いどれタクシー、3台と衝突して逃走

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7日未明、愛知県名古屋市名東区内の県道で、回送中のタクシーが軽自動車3台などに相次いで衝突。そのまま逃走するという事故が起きた。警察では逃走したタクシーを発見し、54歳の運転手を道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)の現行犯で逮捕した。

愛知県警・名東署によると、事故が起きたのは7日の午前0時50分ごろ。名古屋市名東区上社3丁目付近の県道を25歳の男性が運転する軽自動車が走っていたところ、後続のタクシーがこれに追突した。

タクシーは追突した直後、一旦は現場に停止したが、軽自動車から男性が降りてくるのを確認すると突然Uターン、対向車線を逃走しようとした。しかし、この際に対向車線を走っていたクルマ2台と相次いで衝突。タクシーはそれに構わずスピードを上げて逃走した。

3台のクルマの運転者から通報を受け、駆けつけた警察官が現場周辺のパトロールを行ったところ、事故現場から約300m離れた駐車場に車体を損傷させたタクシーが止まっているのを発見。

車内にいた運転手に職務質問を行おうとしたところ、この運転手が酒臭いことに気がついた。

アルコール検知の結果、54歳の運転手からは酒気帯び相当量のアルコールを検出。当て逃げを繰り返して逃走したことも認めたため、道交法違反の現行犯で逮捕した。

男は6日の午後4時から7日午前3時までの勤務に就いており、タクシー会社の運行管理者は「6日に出庫した時点では酒を飲んでいるとは思えなかった」と証言している。

このため、警察では運転手が食事などの際に飲酒を行っていた可能性が高いとみて、厳しく追及を行い、飲酒の時間を特定する方針だ。

また、最初に追突された軽自動車の運転者は全治1週間程度の軽傷を負っていることから、近く業務上過失傷害容疑で再逮捕するという。

《石田真一》

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