広島県警は6日、広署・地域課に所属する56歳の巡査部長が非番日に飲酒運転を行い、これが原因となる接触事故を4日午後に起こしていたことを明らかにした。
ディスカウント店で酒類を購入したと供述しているが、警察では巡査部長がどの時点で実際に飲酒したのかを調べている。
広島県警・監察官室によると、飲酒運転による接触事故を起こしたとされているのは、広署・地域課に所属する56歳の巡査部長。この巡査部長は公休日に当たる今月4日午後、東広島市八本末付近の市道を自己所有の乗用車で走行中、センターラインを逸脱。対向車線を走っていた別のクルマと接触した。
通報を受けてかけつけた西条署員が酒臭いことに気づき、アルコール検知をしたところ、酒気帯び相当量となる0.15ミリグラムをわずかに越えるアルコールを検出。道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で検挙された。
調べに対し、この巡査部長は「ディスカウント店で焼酎やビールを買って飲み、サウナに行った。事故はその帰路で起こした」と供述している。しかし、「買いに行った」とは言うものの、どこで飲んだのかという質問には明確な供述を拒む姿勢があるという。
警察では購入直後に店の駐車場で飲んだか、サウナに持ちこんで飲んだ可能性が高いとみているが、運転しながら車内で飲酒していた可能性も少なからず残っているとして、この巡査部長をさらに追及する方針だ。