追い越し断念、トラックがバスに突っ込む

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5日午前、広島県呉市内の国道31号線で、バス停に停車していた路線バスを追い越そうとした後続の普通トラックが追突、乗降中の乗客や運転手など3人が軽傷を負った。

警察ではトラック側の前方不注意が事故の原因とみて、運転していた49歳の男から事情を聞いている。

広島県警・呉署によると、事故が起きたのは5日の午前11時30分ごろ。呉市海岸2丁目付近の国道31号線で、呉市営バスが運行する路線バスがバス停に停車。乗客が乗降していたところに後続の4トントラックが突っ込んだ。

当時このバスには45人の客が乗っていたが、このうち75歳の男性と71歳の女性が首などに軽傷を負ったほか、運転手もケガをしている。乗降中の乗客は転倒しかかったが無事だった。

呉署では追突したトラックを運転していた49歳の男を検挙し、業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。男は警察の取り調べに対して「バス停に止まったバスを追い越そうとした際、対向車が接近しているのに気づくのが遅れた。ハンドルを戻した際にぶつかった」と供述している。

警察は「前方不注意状態で漫然と追い越しを掛けたことが事故原因」と分析している。

《石田真一》

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