怖くなった---7人重軽傷の当て逃げ事故容疑者

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山梨県警は3日、RVを漫然運転し、7人が重軽傷を負う多重衝突事故を引き起こしながら、現場からそのまま逃走していた41歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。

山梨県警・富士吉田署の調べによると、事故は2月29日の午後5時ごろに発生している。富士河口湖町小立付近の国道139号線で、交差点で信号待ちをしていた55歳男性運転の乗用車に、後方から走ってきたRV車が追突した。

追突された乗用車は弾みで押し出され、前方の別のクルマも次々と衝突。結果としてクルマ5台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故では、最初に追突されたクルマに乗っていた58歳の女性が手首を骨折する重傷を負ったほか、6人が軽傷を負っている。しかし、最初に追突してきたクルマはそのまま対向車線を逆走して逃走した。

警察ではひき逃げ事件として捜査を開始。目撃証言などからナンバーを割り出し、神奈川県横浜市内に在住する41歳の神奈川県職員の男が事故に関わったとみて、任意同行を求めた結果、当て逃げした事実を認めたという。

男はこの日、上九一色村内で開かれた4輪駆動車の走行会に参加しており、事故はその帰路に起こした。男は警察の調べに対し、「ボーッとしていたらぶつかってしまった。被害が大きいので怖くなって逃げた」と供述しているという。

《石田真一》

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