PSAプジョーが発表した2003年12月期決算は、上半期のユーロ高が響き、純利益は前期比で11.4%減益の14億9700万ユーロ(2005億円)となった。
プジョーとシトロエンをあわせたPSAグループ全体の販売台数は、同0.6%増の328万6100台で、全体の売上高は同0.4%増の542億3800万ユーロ(7兆2679億円)となった。
営業利益は24.6%減の21億9500万ユーロ(2941億円)となったが、これは、自動車部門の営業利益が同41%も減少したため。ただ、金融部門や部品販売、運送部門が伸びて、この落ち込みを補うかたちとなった。
2004年の前半は、2003年後半と同様に低調な状態が続くが、『407』など新モデルの発売により、後半からは回復に向かうとの見通しを示している。