GM(ゼネラルモーターズ)が発表した1月の新車販売台数は、前年同月比1.9%減の29万9050台とマイナスとなった。トヨタ自動車が1月として過去最高、日産も30%以上伸びた中で、GMなどビッグスリーの退潮が一層鮮明になってきた。
GMの1月の販売台数で、乗用車は同17.2%減の12万4453台と大幅に落ち込んだ。商用車はピックアップトラックの販売が依然として好調で同13.0%増の17万4597台だったが、乗用車のマイナスをカバーして全体をプラスに押し上げるまで至らなかった。
同社では、シボレー、GMC、キャデラックなどは販売増となり、SUVと商用車全体の販売は業界新記録を達成したものの、乗用車の販売が急減し「期待を下回った」(ジョン・スミスGM上席副社長)。
同社では、シボレー『エキノックス』、キャデラック『STS』、サターン『IONクーペ』、ポンテアック『G6』など、29車種の新型車投入を予定しており、販売巻き返しを図る方針だ。