ひったくり容疑者のクルマに警官発砲

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22日午後、大阪府吹田市内の府道交差点で、ひったくり事件の容疑者とみられる若い男2人が乗ったクルマをパトカーやバイクで追跡していたところ、このクルマがパトカーにバックで体当たりをするなど実力行使で突破しようと目論んだ。

クルマはバイクにも衝突を試みたため、警官が警告のためにタイヤへ向かって拳銃1発を発砲した。クルマは一旦止まる素振りを見せたが、そのまま急発進して逃走した。

大阪府警・吹田署の調べによると、事件が起きたのは22日の午後2時30分ごろだという。吹田署・地域課のパトカーが市内を巡回していたところ、吹田市内で発生したひったくり事件の容疑者が逃走の際に使用したと思われるクルマとナンバーが酷似したクルマを発見した。

パトカーの警官はこのクルマに対して停止を命じたが、クルマはバックしてパトカーヘの体当たりを行うなどして抵抗。続いて同様に追跡していたバイクに乗った警察官を狙ってクルマを進めようとした。

これを危険行為と判断した警察官が警告目的でタイヤに向かって拳銃1発を発砲。クルマは停止する素振りをみせたが、接近しようとしたした警官の隙をついて急発進し、そのの逃走した。逃走した車両は30分後に豊中市内で発見されたが、乗っていた若い男2人の姿はすでに無かった。

警察では公務執行妨害事件として捜査を開始しているが、拳銃使用については「警官が危険な状態に追い込まれており、適正使用だったと考える」とコメントしている。

《石田真一》

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