23日未明、神奈川県横浜市内の国道246号線で、事故発生を目撃して警察への通報を行おうとしていた28歳の男性が車道を歩いていたところ、走ってきた別のトラックにはねられて死亡するという事故が起きた。
警察では男性の友人や、この男性をはねたトラックの運転手などから事故発生当時の状況について話を聞いている。
神奈川県警・緑署の調べによると、事故が起きたのは23日の午前4時15分ごろだという。横浜市緑区長津田町付近の国道246号線の下り線で、28歳の男性がクルマで走行していたところ、前方で横転事故を起こした別のクルマを発見した。
男性は110番通報のためにクルマを降り、横転しているクルマに向かいながら110番通報を行おうとしたが、正確な場所がわからなかったことから、対向車線側の歩道に設置されていた電柱の住居表示を確かめるために道路を横断。
再び下り線側に戻ろうとしたところ、上り線を走ってきたトラックにはねられた。男性はすぐに病院へ搬送されたが、間もなく死亡していることが確認された。
目撃者の話では、男性は住居表示を確認後、左右の安全を確かめぬまま横断を開始し、事故に巻き込まれたらしい。警察では「通報してくれるという善意はありがたいが、自分たちが二次被害に遭わないよう、最大限の注意を払ってほしい」としている。