12日午前、千葉県市川市内で、交差点を右折しようとしていたタクシーに直進してきた乗用車が突っ込んだ。衝突の弾みでタクシーは歩道に乗り上げ、歩いていた35歳の女性と6歳の女児をはねた。
2人は共に骨折などの重傷を負っている。警察ではタクシーが右折を強行した可能性が高いとして、59歳の運転手を業務上過失傷害の現行犯で逮捕している。
千葉県警・市川署の調べによると、事故が起きたのは12日の午前11時10分ごろ。市川市市川2丁目付近の国道14号線の交差点で、59歳の男が運転するタクシーが右折しようとしたところ、対向車線を直進してきた20歳女性運転の乗用車が突っ込んだ。衝突直後、タクシーはそのまま対向車線側の歩道に突っ込み、信号待ちをしていた親子をはねた。
この事故ではねられた親子のうち、35歳の女性が腰の骨を折る重傷。一緒にいた6歳の女児が左腕の骨を折る重傷を負った。また、乗用車に乗っていた4人と、タクシーの乗員と乗客が1人が軽傷を負っている。
警察では現場の状況から「タクシーが右折を強行した」と判断。59歳の運転手を業務上過失傷害の現行犯で逮捕した。