トヨタ自動車の張富士夫社長は、プレスブリーフィングで、第1の注目点として「レクサスブランド」を挙げ、「高級の本質を是非ご確認ください」と訴えた。トヨタは今回「レクサス」の専用ブースを設けた。2005年8月からの日本での展開を、広く一般の来場者にアピールするためだ。
出品車は、いずれもコンセプトモデルの2台のみと、やや寂しい。だが、その分スペースがゆったりしており、レクサスならではの高級イメージも出している。
張社長は、「顧客の価値観と満足度に充分お応えするプレミアムブランドとして、国内で販売ネットワークを展開する」と述べた。レクサスの第1次ディーラーは全国180店の計画で、年内に発表される。トヨタとしてはモーターショーの専用ブースで、レクサスに参入するトヨタディーラー向けに「ヤル気」を示す狙いもあるようだ。