日本自動車工業会は17日、2002年度の、米国およびEU製自動車部品購入実績を発表した。米国製・EU製ともに、現地生産の拡大により、現地での調達額が増えた。
米国製部品の購入額は、373億4000万ドルとなり、前の年度にくらべ5%の増加となった。このうち、現地調達分は、前年度比5%増の337億4000万ドル、日本への輸入分が、同4%増の36億ドルだった。トヨタ自動車、日産自動車、ホンダといった大手メーカーが、米国での現地生産を拡大しており、現地調達部品の購入額が増えた。
EU製部品の購入額は、同5%増の79億3000万ユーロ。現地調達分は同8%増の68億3000万ユーロ、輸入分は同9%減の11億ユーロだった。輸入の減少は、為替相場がユーロ高で推移したため、と見られる。