三菱自動車工業は、部品や資材メーカーとの緊密な関係を構築するため、10日に東京都港区の本社で「グローバル・サプライヤー・プレナム」を初開催した。同社は、2002年6月に取引先協力会であった「三菱自動車柏会」を解散しており、サプライヤーとの取引はオープンにしていた。
ミーティングには、海外企業も含む取引先約500社が出席、三菱からはロルフ・エクロート社長や調達部門幹部が顔をそろえた。三菱は再建計画「ターン・アラウンド」で今年度までの3年間に資材費の2割削減を進めており、調達方針や開発・デザインなどの戦略についても説明した。
三菱は、サプライヤーと共同でアイデアを創出する「MXP」(三菱・クロスファンクショナル・プロジェクト)も立ち上げている。サプライヤーとの関係再構築で、品質やコスト競争力を高めていく狙いだ。