VWが旧型『ビートル』の生産中止へ、58年の歴史に幕

自動車 ビジネス 企業動向
VWが旧型『ビートル』の生産中止へ、58年の歴史に幕
  • VWが旧型『ビートル』の生産中止へ、58年の歴史に幕

独フォルクス・ワーゲン社が、旧型『ビートル』の生産を中止する予定であると、欧州の各紙が報じた。1945年の生産開始以来、人気を博した旧型ビートルだが、今夏に生産を中止、その歴史に幕を閉じることになる。

旧型ビートルは、1930年代に、アドルフ・ヒトラーの国民車開発の要請によって、フェルディナンド・ポルシェが設計したもので、第二次大戦終了後の1945年から生産が開始された。以来、2100万台以上のビートルが生産された。ピーク時には、世界で年間130万台も生産されていた。

生産中止の理由として、同社は「旧型ビートルを欲しがるユーザーの数が減少してきた」ことをあげている。特に、1998年に新型ビートルが発売されて以降の人気の落ち込みは激しかったようだ。

現在、旧型ビートルは、メキシコのプエルタ工場でのみ生産が続けられているが、その生産台数は、年間3万台にまで生産台数は落ち込んでいる。

《》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース