阪神の勝利がうれしくて飲酒運転---大トラに悩む大阪府警

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大阪府警は23日、阪神タイガースの逆転勝利を祝して酒を飲み、酒気帯び状態でクルマを無免許運転した52歳の男を道路交通法違反(無免許、酒気帯び)の現行犯で逮捕した。道交法違反事件、特に飲酒運転絡みの事件で飲酒した動機まで公表されるのは珍しいが、警察では「阪神タイガースが好調なことから、今後も類似の事件が頻発する恐れがあり、あえて公表した」とコメントしている。

大阪府警・平野署の調べによると、この男は22日の午後11時30分ごろ、大阪市平野区内の路上で行われた飲酒運転取り締まり検問で、呼気1リットル中0.2ミリグラムのアルコールを検出され、さらには無免許運転であることも発覚。道交法違反(無免許、酒気帯び)の現行犯で逮捕された。

男は取り調べを担当した警察官に向かって「阪神タイガースが逆転して5連勝しためでたい夜に酒を飲んで祝って何が悪いんだ」と悪態をつく始末。さらに詳しく事情を聞いたところ、この男の当日の行動が明らかになった。

男は阪神が当日までに4連勝していることから「絶対に応援に行かねば」と決心。22日は仕事を無断で休み、甲子園で試合を観戦した。観戦中にはビール約1リットルを飲み、逆転勝利が確実になった段階で日本酒を2合、そして試合終了後にもビール1杯を飲んだ。

その後、近くの駐車場に止めていたクルマで平野区内の知人宅を目指したが、ラジオから流れる「阪神が逆転で5連勝をもぎ取った」というスポーツニュースを聞いて感動が盛り返し、途中の飲食店でビール2本を飲みながら試合のハイライトを見ていたという。

単なる飲酒運転でここまでの動機が公表されるのは極めて異例だが、大阪では阪神タイガースが好調なことから今後も似たような事件が起きると判断。一種の抑止力を期待して詳細な報道を決めたという。
《石田真一》

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