制限速度を誤認したまま取り締まりを実施、こんなミスはあってはならないぞ

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石川県警は10日、小松署の交通課員がスピード違反の取り締まりを行なった道路の制限速度を10km/h低いものと勘違いし、本来よりも重い違反で摘発を行っていたというミスが生じていたことを明らかにした。摘発された37人全員の違反事実を抹消するという。

石川県警・小松署の調べによると、このミスが生じたのは今月1日と6日の2回。いずれも同署の交通課が小松市中海町の国道360号線で行ったスピード違反の一斉取り締まりによるものとしている。この道路の制限速度2001年5月から60km/hとなっているが、取り締まりを行なった担当者は50km/hが制限速度であると誤認。両日で合わせて37人を道路交通法違反(速度超過)で摘発。反則キップを交付した。

ところが6日夜に計測地点で68km/hをマークし、18km/hオーバーで摘発した男性が「ここの制限は60km/hだ。警察はおかしいんじゃないか」と反論。現場で多少のトラブルとなったが、別の署員が確認した結果、男性側の主張が正しいことが判明。その場で陳謝したという。

通常、スピード違反の取り締まりを行なう際には、公安委員会が定めた規制内容を確認して行うことになっているが、担当した警察官はこの確認を省き、一昨年までの制限速度(50km/h)と誤認したまま取り締まりを続けていた。

県警では「今回の取り締まりには問題があった」と過ちを認め、摘発された37人については実際の違反事実があったとしてもそれを帳消しにして、今回の摘発を抹消する手続きを開始した。また、すでに反則金を納付してしまった人には返金を行うとしている。

警察官の単純なミスが原因となったトラブルではあるが、摘発者の指摘が無ければ発覚することもなかっただろう。石川県警ではレアケースとしているが、確認の怠りが発端となっているだけに同様のトラブルが全国で発生していていないとは言い切れない。摘発の際には違反事実が正しいのか運転者側でも確認する作業が必要かもしれない。
《石田真一》

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